人間の記憶についてのメモ

 

記憶の半分は4時間以内に消える

人間の記憶は忘却曲線をたどり、記憶の半分は4時間以内に消える。
覚えた直後に急激に忘れ、それを乗り越えて残ったものは割と長く記憶される。
単語を10個覚えたとすると、4時間後には5個程度しか思い出せなくなっている。
24時間後には3〜4個、48時間後には2〜3個になる。
 

1か月以内の復習が効果的

記憶は脳の海馬で整理され、一時的に保管される。
海馬に情報がとどまっている期間は、長くても1か月であり、その中から重要なものが長期記憶として大脳皮質で記憶として蓄えられる。
海馬に記憶がとどまっている内に繰り返し復習することで記憶として定着する可能性が高くなる。
 

記憶の定着には睡眠と運動も重要

海馬に蓄積された情報は、睡眠中の夢を見ている時に整理される。
そのため覚えた日は6時間以上の睡眠を取ることが望ましい。
また、定期的な運動により、脳の記憶と学習機能に重要な役割を果たすBDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌が促進される。
運動によって記憶をつかさどる海馬にBDNFが増え、記憶力や学習効率が上がる。