2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【Rust】 Default トレイト

blog1.mammb.com Default トレイト std::default::Default トレイトの実装により、型に応じた自明なデフォルト値を提供できる。 std::default::Default トレイトは以下のような定義となっている。 pub trait Default: Sized { fn default() -> Self; } 例え…

【Rust】Drop トレイト

blog1.mammb.com Drop トレイト 値がスコープから外れたなどで、値が不要になった場合、Rustはその値に対してデストラクタを実行する。 デストラクタにより、メモリ/ファイルディスクリプタ/ネットワークソケットなどのリソースが解放される(その値の持つ全…

【Rust】Copy マーカートレイト

blog1.mammb.com Rust では、型に対する代入操作は移動となり、資源の所有権が移動する。 Copy 型は、代入操作時にコピーが行われる型を表すマーカートレイト std::marker::Copy を実装する。 pub trait Copy: Clone { // Empty. } Copy トレイトは Clone ト…

【Rust】Clone トレイト

std::clone::Cloneトレイト clone() メソッド clone_from() メソッド blog1.mammb.com std::clone::Cloneトレイト std::clone::Clone トレイトを実装した値は、自身のクローンをメモリ上に新たに作ることができる。 以下のような定義となっている。 pub trai…

Maven Central Repository 公開時の認証をユーザートークンに変更する手順

はじめに ユーザートークンの発行 ユーザートークンの設定 publish 実行 はじめに 2024年6月に Sonatype における認証システムが変更され、ユーザートークンでの認証が必要になったようです。 従来のユーザ名とパスワードで Publish しようとした場合、以下…

Rust のユーティリティトレイトまとめ

名前 説明 Sized コンパイル時にサイズが定まる型に対するマーカトレイト(詳細) Copy 値の置かれたメモリをバイト単位でコピーすることでクローン可能であることを示す マーカトレイト(詳細) Drop 値がドロップされる直前に自動的に実行されるコードを定義(…