Mavenのダウンロードとインストール
以下のページからダウンロード可能
http://maven.apache.org/download.html
現在の最新版は「apache-maven-2.1.0-bin.zip」
環境変数の設定が必要
- ダウンロードしたファイルを解凍し、「C:\Program Files\Apache Software Foundation\Maven2」などのディレクトリに配備
- (WinKey + Pause)-「詳細設定」-「環境変数」でシステムプロパティの環境変数に「M2_HOME」「C:\Program Files\Apache Software Foundation\Maven2」と追加
- 同様にユーザ変数に「M2」「%M2_HOME%\bin」を追加
- 任意で MAVEN_OPTS 環境変数で Maven の JVM 実行パラメータを指定可能(-Xms256m -Xmx512mなど)
- 同様にユーザ変数に Path として「%M2%」を追加
- 同様にユーザ変数に「JAVA_HOME」が存在しない場合は追加(「C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_02」など) また Path にも「%JAVA_HOME%\bin」を追加
- (Winkey + R で cmdとタイプし) mvn --version でパージョンが表示されれば終了
プロジェクトの作成〜実行の流れ
コマンドラインで以下を実行すると標準的なJavaプロジェクトが作成される。初回実行時はMavenで必要なライブラリをダウンロードしローカルリポジトリに保存するので時間が掛かるが、次回以降はすぐ終わる。
mvn archetype:create -DgroupId=com.mycompany.app -DartifactId=my-app
作成されたプロジェクトに移動する。
cd my-app
以下のような構成でプロジェクトのスケルトンが作成される。
my-app |-- pom.xml `-- src |-- main | `-- java | `-- com | `-- mycompany | `-- app | `-- App.java `-- test `-- java `-- com `-- mycompany `-- app `-- AppTest.java
以下のコマンドでスケルトンをコンパイルしてjarまで作成する。
mvn package
以下のコマンドで作成されたjarを実行できる。
java -cp target/my-app-1.0-SNAPSHOT.jar com.mycompany.app.App
Mavenの設定ファイル
Mavenで作成したプロジェクト毎の設定ファイルは、プロジェクトディレクトリの pom.xml で行う。
${user.home}/.m2/settings.xml のファイルにはユーザレベルの共通の設定を行います。存在しない場合はデフォルト値が使われる。
ローカルリポジトリの設定
デフォルトのローカルリポジトリは ${user.home}/.m2/repository/ となります。変更する場合は ${user.home}/.m2/settings.xml に以下の設定を追加する。(パスの設定は絶対パスで指定する)
<settings> ... <localRepository>/path/to/local/repo/</localRepository> ... </settings>
プロキシの設定
MavenはリモートサーバからHTTP経由で各種の依存ライブラリを取得する。ネットワークがプロキシ経由の場合は、${user.home}/.m2/settings.xml に以下の設定を追加する。
<settings> . . <proxies> <proxy> <active>true</active> <protocol>http</protocol> <host>proxy.somewhere.com</host> <port>8080</port> <username>proxyuser</username> <password>somepassword</password> <nonProxyHosts>www.google.com|*.somewhere.com</nonProxyHosts> </proxy> </proxies> . . </settings>