macOS のメジャーアップグレード後にいつも出くわすやつ
macOS のメジャーアップグレード後には、いつも以下のようなエラーに出くわします。
xcrun: error: invalid active developer path (/Library/Developer/CommandLineTools), missing xcrun at: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin/xcrun
xcrun はコマンドラインからデベロッパツールを見つけたり、実行する手段を提供するコマンドです。
このコマンドが、現在有効になっているデベロッパツール用のパスが有効ではないというエラーです。
アップグレードで、Xcode Command Line Tool が消えており、確かに /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin 以下が空っぽです。
Xcode Command Line Tool のインストール
毎度のことですが、以下でインストールすれば解決です。
$ xcode-select --install
以下のようにインストールが開始します。
インストールが終了すれば、/Library/Developer/CommandLineTools 以下に開発者ツールがインストールされ、xcrun から参照できるようになります。
xcode-select とは
xcode-select は Xcode や BSD ツール用のアクティブなデベロッパ・ディレクトリを管理するコマンドです。
異なるバージョンのデベロッパ・ツールを使い分けたいケースで利用します。
-switch オプションでアクティブなデベロッパ・ディレクトリを切り替えることができます。
$ xcode-select -switch <path to developer tools>
現在アクティブなパスは以下のように確認できます。
$ xcode-select -print-path /Library/Developer/CommandLineTools
先のように --install オプションで実行すれば、コマンドラインツールの自動インストール用の UI を起動することができます。
